【ジュニア】小学生で覚えるべきこと【テニス】

以前の記事である、

【初心者】テニスを始めて最初に覚えたい感覚3つ!

でも小学生がテニスをする上で覚えるべきこと

について書いていますが、

今回は小学生で試合に出始めていて

これから更に上位を狙うレベルの子に

フォーカスを当てていきます。

・コントロールを覚える

ジュニアの中でも、まだまだ体が成長途中の

小学生の試合は1ポイントにおける

ラリー数は多くなる。

近年ではネットプレーの重要性が高まり、

小学生でも器用にネットプレーを

使う子も増えてきているが、

ベースはラリー戦になる。

そこで勝ち抜く為に必要なスキルは

やはりコントロール。

ちょっと強いボールが打てるだけ、

ゆっくりラリーを繋げるだけ、

それだけでは勝てない。

ラリー戦の中で相手を動かす、

相手に攻められないボールを打つ、

自分の時間を作るボールを打つ。

状況に合わせて色々な選択が必要になる。

なので球出し練習をする時にも、

自分のショットがどこに落ちたかだけではなく、

そのショットの狙い、使うシーンまで

理解しながら練習を進める。

球出し練習でできたら、それをラリーの中で、

ラリーでできたら、ゲームの中でという風に、

徐々にステップアップさせる。

そのコントロールを1試合通して続けられる

確率まで上げることができれば、

安定した結果がついてくる。

・対応力を高める

前項でもあるように、コントロールが

試合を有利に進める上で重要になってくるが、

これをラリーの中で再現するのは

容易ではない、

単純なボールのコントロールだけではなく、

相手のボールに対応する為のフットワーク

ボールを判断する状況判断能力、

そこに自分のスイングを合わせるアジャスト能力

打つ前までの調整が必要不可欠。

これは球出し練習だけでは補えない、

ラリー練習や試合を重ねる

トレーニングで神経系に刺激をいれることで

時間をかけて習得していく。

ショット単体のコントロールよりも

習得するまでに時間がかかることなので、

早い段階で取り組むことで将来的にも

ライバルとの差を広げる鍵になる。

・全力になること

試合を見に行って良く思うことは、

試合に対する思いが足りない。

声も出ないし、ガッツも足りないし、

勝つことに対する執着心もあまり感じない、

そんな試合をたくさん見かける。

そうやって気持ちの強さを出すことで、

必ず能力を高めるとは言えないが、

自分の能力を引き出す可能性は、

やっぱり高いかなと思う。

なので指導者として、

何とかその気持ちを引き出してあげたくて

練習マッチではよくチーム戦形式にします。

テニスに限らず、トレーニングでも。

理由は、「他人のために頑張る」ことが

モチベーションになるから。

団体戦は、自分の勝敗がチームの勝敗に関係する

勝敗に対する意識は否応なしに高まる。

意識が高まるということは、

勝ちたいという気持ちだけではなく、

負ける恐怖も大きくなる。

その恐怖に打ち勝つ為に、

自然と気持ちが高まってくる。

だから、チーム戦となると、

全く違う雰囲気で戦うことができる。

でも、普段は、自分だけでしか戦えない。

強くなる子は、「他人のために頑張る」

そういう意識を常に持っている子。

自分の為だけではなく、

誰かの為に戦っているという意識。

サポートしてくれる親の為に、

普段練習してくれる仲間の為に、

そんな意識が力を引き出す。

まだまだ中学校に硬式テニス部が少ない現状、

団体戦を経験するのは高校生になってから

というのが多いテニス界。

小学生の時からそんな経験をさせることで

テニスだけではなく、人間としても

成長してくれればと思っています。

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