・チャンスは一瞬
タイトルにもあるように
「努力は一生、本番は一回、チャンスは一瞬」
今年躍進している日本ハムファイターズ監督
新庄剛志監督の言葉である
プロの厳しさと現実を感じさせる
とても好きな言葉
(私が日ハムファンであるという贔屓目もあります笑)
特に1セットマッチであることが多い
ジュニアの大会もまさに、「チャンスは一瞬」である
序盤の入り方が悪ければ
あっという間に0-3
格上相手であれば逆転はかなり難しくなる
逆に格上相手であれば
序盤でリードを奪えれば
勝つチャンスが出てくる
ノーアドも一瞬のチャンス
その大事なポイントを取る為に
どれだけの準備ができるかで
チャンスを掴めるか、勝敗が左右する
試合前から勝負は始まっている
チャンスを逃さず、つかみ取れ!
ある日の野球でこんなストーリーがあった
1軍の選手が怪我により離脱
2軍から緊急招集がかかる
そしてその日の試合で即スタメン起用
結果、試合を決めるタイムリーヒットを放ち
ヒーローインタビューに
そのインタビューでその選手は
「誰も期待してへんやろなと思っていた」
「けど自分の力を信じるだけ」
「やってきたことしかできへん」
まさに一瞬のチャンスをゲットすることに成功
その為に2軍で努力をし続けて
このチャンスを掴むために準備をしてきたから
出てくる言葉だったなと
テニスも同じ、トーナメントは
1回きり、一瞬で過ぎていく
そこでどれだけ自分の力を発揮できるか?
その為の準備をしてきているのか?
準備万端の保証や目安なんてない
ライバルがどれだけ強くなっていて
どれだけ準備してきているか分からない
試合で調子が悪いかもしれない
強風かもしれない、雨が降るかもしれない
そんな困難も乗り越えた先に優勝
勝ち抜いた自信があると私は感じる
・どれだけ良い準備ができるか
試合の前に戦う準備をする
戦う気持ちを作るという考え方は大変に重要
ウォーミングアップで
身体的な準備ができているというだけでは
試合で持てる力を存分に発揮できない
ウォーミングアップで
精神の状態をも高めなくてはならない
イメージトレーニングを行ったり
余計な雑念が入らないように
無心になるぐらい
体を動かしたり、リラックスしたり
どの方法が良いのか断言することは難しい
それぞれの人に合った方法があるから
ただ、ひとつだけいえることは
試合の前にはできるだけ
「ひとりの時間」を持つようにすること
スポーツ選手のドキュメンタリーでも
試合のときの描写だけではなく
控え室で試合の恐怖と戦っている姿や
試合前の姿を映している場面が好きで
そこには「恐怖」や「不安」と戦う
人間らしさが垣間見える
その戦いは困難で勇気のいること
しかし多くの選手はその戦いから逃げる
ほとんどのジュニアが
試合直前まで友達と喋っている
そこには対戦する相手がいることもある
仲間といることや
繋がっている安心感がほしい行動
「戦う」現実を安心感でごまかそうとしている
「倒すべき相手」というのを忘れてはいけない
強くなるにはその現実をしっかりと見つめ
そのための準備に手を抜いてはならない
強くなりたい、試合に勝ちたいのであれば
もっと試合前の時間の使い方を
考えなければならない
・イメージを体現する能力
人のフォームや人の特徴を
いつも真似している子がいる
そんな子を見ると才能を感じる
真似をするには
まずその人を観察する必要がある
案外これができない子が多い
そしてその人の動きをイメージする
そのイメージ通りに自分の体を動かす
どれもスポーツにおいて
必要な能力である
コーチにフォームの矯正点を指摘された時
ちゃんと言われた通りにやっているつもりでも
コーチから見るとまったく違っていたり
自分でビデオを見ても
イメージとはかけ離れたフォームに
愕然とすることだってある
イメージと動きを司る神経にずれがあり
筋肉がイメージ通りに動かず
まったく動きを再現できないことが原因
何度も何度も自分のフォームを見て
改善することは可能
なので自分のフォームはちゃんと見るべき
何度も繰り返して見ているうちに
何となく「違和感」のようなものを感じたり
自分なりの改善点が見つかる
これは他者から指摘されたものではなく
自分の感覚に沿ったものなので
矯正や改善がうまくいく確率は高い
そしてその内に
自分のフォームに「違和感」がなくなる
才能があるというのは
大した努力をしなくても
ある程度のことができてしまう能力のこと
それを訓練で高めることができるのであれば
トライしてみる価値はある
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