ジュニアとは違いベテランの戦いは
色々な障壁との闘いである
まずは体力的な部分
もっと言えば痙攣対策は重要となる
体質的な問題もあるがジュニア大会よりも
ベテラン大会ほうが棄権による
試合決着が多くなるベテラン大会
それは持久力だけではなく
ベテランならではの競技性にも関係する
ベテラン大会はジュニア大会に比べて
圧倒的に粘り強い選手が多い
攻撃的な選手がいないわけではないが
ジュニアに比べてボールスピードも落ち
攻撃力よりも守備力のほうが高くなる印象
そういった理由から痙攣対策は必須と言える。
・よりスタイルを明確に
もうひとつは練習量の確保
社会人となり色々な職業の人がいるが
仕事をせずに大会に出まくる
テニス1本、選手として生活している人は少ない
自然と仕事をしながら合間に練習する形となる
ジュニアのように無限に練習できるわけではない
なので少ない練習時間の中で自分が
練習すべき内容を明確にする
なんでもできるようにするというよりも
必要なもの以外はそぎ落として
自分のスタイルをより洗練していくことが
ベテランテニスで勝ち残る為には必要
攻撃的なら攻撃特化
守備でミスをさせるならテクニック重視
体力勝負をするならフィジカルモンスターに
・どんな練習でも目的を明確に
打ち込みの練習ではフォアを中心に
相手にコースを読まれにくい
相手の返球に対して守りやすい
これを考えてショットを打つことは
大事な「戦術」の練習になります。
・サービスライン付近ではストレートに
・ベースラインではクロスに
・できるだけ回り込んで逆クロスに
なぜ、そのコースに打つのかを
「考えて練習すること」は大事
また、サービスにおいては回転系が安全かつ必須
打てる技術を持っていないと
緊張する場面で思い切って攻撃できなくなる
前後の動きの中でショートボールの処理は
その優劣によって得点能力が大きく変わる
テイクバックとスイングを小さくして
コントロールショットを心がけ
スライスをコントロールする技術が必要
以前の記事でも話したが
「緩急」を意識していない人は多い
ちょっとボールスピードが速過ぎる
速いボールしか打てなければ
得点とミスの割合は大きく変わって
勝つ確率を下げることも多い
こんなことはどんなコーチでも
考えて指導している
大切なことは「自分で説明できる」のか
明確に説明できないことは「戦術」として
機能しない
強くなるためには「戦術」の練習が大切
その根本は説明できるということ
やっている練習の目的が選手に伝わっていて
実戦で使えるものになるか
そこが重要になってくる
その理解がないまま練習をしても
実戦になって使えなかったり
相手に対応された時に
次の手を考えるが進まない
浅い戦い方になってしまう
・状況判断も戦術のひとつ
「体勢を崩したところから決めにいく」
それなりの技術レベルがないと難しいこと
その技量なり、技術なりを把握できず
「無茶」をしていることは多い
でも、どこからが「無茶」で
どこからが確かな「技術」なのか、
明確に区別することは難しい
なので7割を大体の目安にします。
それくらいの確率で成功するのであれば
それは「技術」として認める
そして、下手なうちからトライして
その確率(7割ぐらいの)になって
「いけるんじゃないのかな」
と思えるようになるまで
練習するということ
それがそれなりに確信できるようになれば
技術レベルは間違いなく
向上している
大切なことは
ちゃんと「自分の技量を把握」すること
そのために練習の内容や
ショットの確率を意識しながら練習することで
それを何度も試す
そうやって技術レベルは向上していく
確認と挑戦がスポーツにおける
技術の向上には大切
闇雲な練習では効率が悪い
どんな練習でも目的がないと
試合でその練習の効果は発揮されない
これこそ「練習のための練習」になってしまう
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